新日本科学は、「環境、生命、人材を大切にする会社であり続ける」という企業理念を掲げています。
新日本科学グループの一員として希求される行動規範は、「新日本科学コンプライアンス行動指針(2004年6月発効)」に定めています。この行動指針には、「私達は、性別、年齢、学歴、財産、人種、民族、言語、国籍、出身地、容姿、身体・知的機能のハンデキャップ、宗教・政治的信念、思想信条などの理由によって人を差別せず、相手の人格を尊重し、相互理解して協力し合う」ことが明確に定めてあり、その指針に沿った種々の規定を作成し、指針を具現化して参りました。
先ず、2007年には、「事業所併設託児所」を設置し、その後、早期復帰支援の補助金支給制度を始め、女性が安心して働ける環境整備を実現しました。同時期に、全社員を対象として、独自の検査項目を加えた健康診断を標準化しました。11年には、障がい者雇用促進を目的にした特例子会社「ふれあい・ささえあい株式会社」(鹿児島県初)を設立、多様性の受容を推進し、すべての社員がライフワークバランスをとりながら働ける環境を整えて来ています。
弊社におけるダイバーシティとは、人種、宗教、障がい、性別、年齢等の属性に多様性があるというだけではなく、個々が二人称、三人称の視点を持って互いを尊重し、相互理解することを意味します。それぞれの強みを活かし、弱みを補完でき、感謝し合う組織を構築しています。その結果、継続的なイノベーション創出につながり、持続性ある経営を推進し、社会に対する責任を果たすことになります。
「わたしも幸せ、あなたも幸せ、みんな幸せ」(商標登録)という独自のスローガンを掲げ、すべての社員がより一層活き活きと輝きながら、個々が成長できる企業を目指しています。創業の地である鹿児島県内の多くの企業の皆さまにも女性活躍の輪が広がることを願って、県内各地で事例紹介講演会を行うなど、積極的に社外に情報を発信しております。
株式会社新日本科学 代表取締役会長兼社長
永田 良一
ジェンダーへの取り組み
・目標(行動計画:2023年策定)
ジェンダー平等な組織構築を目指します。その一環として、性別を問わず管理職向けの研修を充実させ、早い段階から管理職を意識できる組織環境を整備しています。また、女性の管理職登用を推進し、2029年3月までに女性管理職の割合を30%まで引き上げます。
女性が活躍する職場であることが経営成果につながることへの理解を促進するため、入社時にすべての社員を対象に研修を実施しています。女性管理職を増やすための取り組みとして、管理職候補人材を早い段階から社内で発掘し、登用を見据えた人材プールを戦略的に作っています。また、昇進・登用にあたって、ライフイベント等により一時的に業務に制限がかかる社員についても、その要因で不利にならないように、能力に応じて適切に選抜しています。
株式会社新日本科学行動計画.pdf [60 KB]
・社内の取り組み
既に、社員採用では長年にわたり男女差なく採用しています。女性管理職の中途採用も実績があります。また、昇格・昇進、業務配置も本人の意向と能力を考慮し、適材適所を判断軸として、ジェンダー平等に実施しています。
指導的な立場にも、ジェンダーによる差別がないように行動計画を作成し、実践しています。例えば、新規学卒を対象とした会社説明会や懇親会、採用面談においては、入社時か管理職登用へのキャリアイメージを持ってもらうべく、女性管理職が積極的にロールモデルを説明し、男女の区別なく働きやすい企業であること、女性が活躍している企業であることをわかりやすく伝え、入社後のキャリアイメージを早い段階から意識していただけるよう工夫しています。
キャリア形成に係るマネジメント研修を専任とする部門「SNBLアカデミー」を設け、常時、研修を受講できる体制を整えています。併せて、「アンコンシャスバイアス研修」を実施するなど、多様な人材が働きやすい職場を目指すとともに、女性活躍推進の実績、ダイバーシティ推進への取り組みを管理職及び担当役員の評価指標の1つに組み入れています。
加えて、社会的な視野で、経営トップが自身の業務割合の25%を社内外の若手教育に費やしています。具体的には、「永田塾予科:将来の幹部候研修」、「永田塾:主任・課長クラス研修」、「永田大学校:部長クラス研修」など、経営トップによるマネジメント研修を毎月実施し、キャリアアップに繋がるスキル取得の機会を設けています。女性の幹部候補の参加率も年々増加しており、以前より目標としていた女性取締役1名の任命を2021年度に達成、2024年度には2人目の女性取締役を任命しました。さらに、経営トップや幹部による社外活動も積極的に行っており、複数の大学での講義、公的・私的機関からの要請による講演などで、ジェンダー平等な経営の必要性と利点を啓発しています。
マネジメント研修受講者 | |||||
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年度 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
女性 | 28 | 26 | 23 | 24 | 28 |
男性 | 40 | 49 | 25 | 33 | 47 |
総計 | 68 | 75 | 48 | 57 | 75 |
女性比率(%) | 41.2 | 34.7 | 47.9 | 42.1 | 37.3 |
管理職研修受講者 | |||||
---|---|---|---|---|---|
年度 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
女性 | 1 | 0 | 17 | 9 | 28 |
男性 | 5 | 7 | 45 | 27 | 58 |
総計 | 6 | 7 | 62 | 36 | 86 |
部下との効果的な面談、フィードバックの仕方については、2018年度よりコーチング研修を実施しています。
永田塾研修@指宿ベイヒルズホテル
永田塾予科生昼食@霧島研修所
女性が職場において十分な能力を発揮するために必要なものが何か、現場の声を吸い上げることができる仕組みとして「働くなでしこ委員会」を発足(平成26年7月)、女性活躍のための取り組みを推進し、保育料補助制度や半日有給休暇制度の導入(現在は2時間ごと)など、委員会から出された意見に基づいた具体的な制度が制定されています。
働くなでしこ委員会メンバー
委員会の様子
また、管理職登用後のフォローアップとして、事業部長や部長との定期面談を実施しており、管理職と能力が十運活かせるようなサポート体制を整えています。
女性採用比率(%) | ||||
---|---|---|---|---|
2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
56.7 | 48.0 | 65.4 | 74.4 | 53.6 |
女性管理職比率(%) | |||||
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年度 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
係長級 | 39.2 | 41.3 | 41.9 | 43.2 | 43.3 |
課長級以上 | 17.4 | 18.0 | 21.5 | 24.4 | 25.1 |
・社外に向けた取組みや事例紹介について
- ◆ 内閣府の第4次男女共同参画基本計画に基づく科学技術振興機構の女子中高生の理系進路選択支援プログラムの鹿児島大学の取り組みにも参画し、2017年に女性役員が講演を実施しました。
- ◆ 一般社団法人日本電機工業会福岡支部(JEMA)の方が当社を訪問。先方からの求めに応じて当社事例紹介及び女性活躍のためのアドバイスを行い、意見交換を行いました(2017年11月10日)
- ◆ 鹿児島県内の複数の企業が当社を訪問。先方からの求めに応じて当社事例紹介及び女性活躍のためのアドバイスを行い、意見交換を行いました。(2018年7月25日)
- ◆ 鹿児島労働局 若手職員対象「職場の仕事」と「子育て」両立支援に関する研修において、当社女性役員が講演を行いました。(2018年9月21日)
- ◆ 「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言に賛同いたしました。(2019年4月8日)
http://www.gender.go.jp/policy/
sokushin/male_leaders/supporters
/order.html - ◆ 損保ジャパン日本興亜株式会社主催「地域ダイバーシティin鹿児島」において、「仕事」と「子育て」に試行錯誤を重ね両立することがマネージメントにどのように活かされたのかについて、当社女性役員が講演を行いました。(2019年10月7日)
- ◆ 鹿児島市主催「女性のためのキャリアアップ支援セミナー」において、当社女性役員が講演を行いました(2020年11月14日)
- ◆ 姶良市主催「女性活躍推進事業」において、当社女性役員が「新日本科学における事例発表」を行いました(2020年12月18日)
- ◆ JA鹿児島女性の異業種交流会にて、当社女性役員が「新日本科学における事例発表」を行いました(2021年10月12日)
- ◆ 鹿児島県経営者協会にて、当社社長が「経営に有益なダイバーシティ」について講演を行いました(2021年10月15日)
- ◆ 第9回「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」リーダーミーティングへ、当社社長が出席しました(2021年11月4日)
- ◆ 第10回「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」リーダーミーティングへ、当社社長が出席しました(2022年11月21日)
- ◆「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」地域シンポジウム(徳島県)へ、当社社長が出席しました(2022年12月22日)
- ◆ 日本麻酔科学会第70回学術集会にて、当社社長がイクボスの導入経験について講演しました(2023年6月2日)
- ◆ 鹿児島経済同友会ダイバーシティ委員会において、当社社長が女性活躍の取り組みについて講演を行いました(2023年7月7日)
- ◆ JA鹿児島中央会「女性のキャリアマネジメント研修会」において、当社女性役員が「自信をもって能力を発揮するために」という講演を行いました(2023年10月6日)
- ◆ やまぐち女性活躍応援団地域シンポジウムにて、当社社長が「企業成長のヒントは女性活躍!~地域とともに進化を続ける新日本科学の取組~」という講演を行いました(2023年10月17日)
- ◆ 南九州日野自動車において、当社女性役員が女性社員に対する意識啓発や管理職の意識改革のための講演を行いました(2023年10月25日)
- ◆ 第11回「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」リーダーミーティングへ、当社社長が出席しました(2023年11月1日)
- ◆ 静岡県「女性活躍加速化フォーラム」にて、当社社長が基調講演「リーダーによる女性活躍推進への想いと取組」を行いました(2023年11月13日)
・メディア紹介
- 〇 生活情報誌クレセール「ガンバレ!子育て応援企業」にてえるぼし認定企業としての取り組みが掲載されました(平成29年1月Vol.55)
- 〇 朝日新聞「かごしまLIFE」にて県内初のえるぼし認定企業としての取り組みが掲載されました(2017年4月22日)
- 〇 南日本新聞「みなみネットワイド 鹿児島人物語」でえるぼし認定の中核を担った女性役員が掲載されました(2017年9月26日)
- 〇 生活情報誌リビングかごしま「働くママのお仕事拝見」にて活躍する女性課長が掲載されました(2018年3月3日号)
- 〇 南日本放送ふるさとかごしま「職場で、いきいきと活躍する女性たち!」(2018年2月10日)での会社取り組みが紹介されました
- 〇 鹿児島放送スーパーJチャンネルにて活躍する女性課長が紹介されました(2018年3月23日)
- 〇 鹿児島読売テレビ「鹿児島県議会レポート」(2021年2月28日)で女性活躍推進の取り組みが紹介されました
- 〇 日経バーチャルグローバルフォーラム(テーマ:ダイバーシティ)当社社長および女性役員が登壇しました(2021年2月15日)
- 〇 南日本放送ふるさとかごしま「男女が生き生きと活躍する鹿児島を目指して」(2021年2月14日)で会社取り組みが紹介されました
仕事と育児・介護の両立支援
男女問わず継続勤務を進めるための取り組みとして、平成19年12月から事業所併設託児所を設置し、4年後には新築移転して定員を増員しました。平成21年2月には、「育児短時間勤務制度」を子供が小学校就学前まで拡充しました。また平成18年からテレワークを可能とし、遠方居住者や家庭の事情により従来であれば退職を選択していた労働者が継続勤務できる環境を整えています。その他、時差出勤制度や半日、時間単位有給休暇制度を導入しており、育児や介護などの支援体制を整えています。
ジェンダー平等推進には配偶者の理解と協力が必須です。そこで配偶者出産休暇制度を定め、2017年には鹿児島市イクボス推進同盟に参加、男性育休取得率向上に積極的に取り組んでいます。
https://www.city.kagoshima.lg.jp/
kosodate/kosodate/ikubosu.html
・育休を取得した男性従業員数
育休を取得した男性従業員数 | ||||||
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年度 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | |
男性育休取得者数 | 3 | 14 | 10 | 11 | 21 | |
取得者率(%)1) | 20.0 | 88.0 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | |
取得者率(%)2) | – | – | – | 64.7 | 140.0 |
1)配偶者が出産した男性社員のうち、育休取得可能期限までに育休を取得した者の割合
2)「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」
(令和5年4月1日施行)第71条の4第1号に従い算出した割合
キャリアアップを支援する取り組み
様々な形でキャリアアップ、社外活動を支援しています。自己啓発支援、ボランティア活動のための休職制度に加えて、社内奨学金制度を整備し、学位(博士・MBA)取得など、国内外の大学院への進学支援を行っています。既に、20名以上の社員が奨学金制度を利用しており、現在、研究職7名が博士号取得を、総合職社員1名がMBA取得を、それぞれ目指して取り組んでいます。
働き方改革
組織横断的に21種の委員会を発足し、社員が「効率よく」、「安全に」、「安心して」、「楽しく」働ける職場環境を整備する活動を続けています。
例えば、2017年に発足した働き方改革委員会では、所定外労働時間(残業)の削減や有給休暇取得推奨を目標としていますが、既に大幅な残業削減に成功するとともに、夏季休暇・冬季休暇との連結した有給休暇の取得が一般化してきています。
有給取得状況 | |||||
---|---|---|---|---|---|
年度 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
有給休暇取得率(%) | 57.9 | 55.3 | 61.0 | 61.1 | 68.6 |
離職率は、厚生労働省の雇用動向調査結果における全国平均と比較しても、低い値で推移しており、「従業員エンゲージメント」が高い状態であることを、毎年実施している「従業員満足度調査」で確認しております。
社員離職率状況 | |||||||
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年度 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | ||
弊社社員離職率(%) | 7.0 | 6.4 | 7.2 | 4.3 | 6.8 | ||
全国平均(%) | 15.6 | 14.2 | 14.0 | 15.0 | – |
柔軟な働き方と継続就業支援(テレワーク)
当社の産休・育休からの復職率は96%(2016年から2018年度の実績)であり、復職しやすい組織風土と環境が整っていると考えています。
しかしながら、当社の目標は復職100%。
目標達成のために何が必要なのか。原因を探りました。
復職できなかった理由は、以下の2つに大別できました。
1.パートナーの転勤等に伴う居住地変更
2.子供の預け先が確保できない
そこで、当社は、働く場所や働く時間を自由に選べる「テレワーク制度」を2018年12月に導入しました。
(テレワーク制度導入の背景は以下の政府インターネットテレビでも紹介されています。)
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg18574.html?nt=1
テレワーク制度導入以降、お子さんの預け先が確保できなかった方、パートナーの転勤により転居された方、介護のために実家に戻らなければならなかった方などが制度を利用し、継続就業されています。
実際にテレワーク制度を利用している方を紹介します。
M・Oさん(総務人事部 2015年入社)
Q.テレワーク利用のきっかけを教えて下さい。
A.産後休暇後、フルタイムでの職場復帰を考えていましたが、保育園に入れず、実家も遠く、子供を見てもらえる環境ではないため、仕事を辞めざるを得ないと思いました。しかし、上司に相談すると、私が子供と過ごす時間を大切にしたいことも踏まえ、テレワークを提案して下さりました。始めは、久しぶりの仕事ということもあり、両立できるか不安もありましたが、上司を始め、一緒に働く皆さんのおかげで、すぐにキャッチアップすることができ、不安もすぐになくなりました。
Q.テレワークで働くことのメリットは何でしょうか。
A.仕事をしながら、子供と常に一緒に過ごせることです。仕事にも育児にも、全力で取り組みたい私には、この上ない幸せです。また、自分で時間管理が出来るので、仕事、育児、家事を余裕を持って出来るようになりました。さらに、通勤時間をなくすことができ、どこでも、いつでも仕事が出来るのも、メリットだと思います。急遽、実家に帰らないといけない時がありましたが、実家でも仕事が出来たので、とても便利だと思いました。
Qオフィスで仕事をしていた時とテレワーク勤務の現在を比較し、仕事の生産性はいかがでしょうか。
A.生産性は上がったと思います。子供が昼寝をしている時等、仕事を出来る時間が限られているため、集中力が上がり、計画的に仕事をこなせるようになりました。常に「明日、子供が昼寝をしないかも!」と思い、期限前に仕事を完了させるようにしています。
Q.今後の働き方について教えて下さい。
A.今後、子供の成長に合わせ、テレワークで仕事をする時間を増やしたり、時短での職場復帰も考えています。最終的には、フルタイムの正社員として戻りたいと思っています。ライフスタイルに合った働き方をさせてもらえていることに、感謝の気持ちでいっぱいです。
女性活躍を支援する健康管理の取り組み
当社では企業理念を「環境・生命・人材を大切にする会社であり続ける」と定めており、その中で人材を大切にするという言葉を形にしたものの一つが、わが社の健康経営への取組になっています。
社員に健康でイキイキと働いて欲しいと願い、年齢階級別、性差別のきめ細やかな健康管理を実施しています。
特に、女性は世代ごとに違う健康課題が訪れがちであり、体の不調が影響し、思うように仕事ができず悩む人も見られます。しかし知識として知っておけば対処できることも少なくなく、本人も職場も納得する形で、その健康課題に見合った働き方を選んでいけることにつながり、ひいてはヘルスリテラシーの向上やパフォーマンスの向上にもつながると考え、女性社員を支援するために、下記の取り組みを実践しています。
- ① 乳がん・子宮頸がん検診の導入
- 2010年から、任意検診を導入し、全国平均受診率よりもかなり高い受診率にて、乳がん・子宮頸がんの早期発見・早期治療に努めています。実績としては、検診導入により早期発見・早期治療例もあり、会社としては両立支援にも取り組み、すべての症例にて職場復帰を実現しています。
- ② 乳がんの自己検診法の啓蒙
- 検診のみでなく、日頃の自己検診が重要であることから、乳がんモデルを用いて、社内保健師による自己検診法の保健指導を実施しています。
- ③ 女性のためのヘルスアップセミナーの開催
- 「女性ホルモンの働き」「女性の月経周期」「月経前症候群」「子宮がんをはじめとする子宮及び卵巣の病気について」「乳がんについて」「おりものについて」「健康で美しくなるためのポイント」などの内容に関して、集団保健指導を開催しています。
- ④ 日帰り健康セミナー
- わが社のホテルを利用して、グループダイナミックス効果や天地効果などにより、新たな運動習慣を獲得するためのきっかけづくりとして日帰り健康セミナーを定期的に開催しています。女性の健康指導士を招聘し、女性が参加しやすい環境づくりにも配慮しています。
今後もさらなる健康支援の質向上に取り組み、ヘルスリテラシーの高い社員育成に取り組んでまいります。
1. がん検診の導入
女性に特有の乳がん及び子宮頸がんについては、早期発見でほぼ100%治癒すると言われていますが、恥ずかしさや面倒くささ、正しい知識が獲得できていないなどの理由から全国的に子宮頸がん及び乳がん検診の受診率が低値であるという現状を踏まえ、2010年から、任意検診として乳がん及び子宮頸がん検診を導入し、導入初年度は受診率を高めるために、社内保健師による保健指導を実施し、乳がんモデルによる乳がんの触診体験も各拠点で実施しました。その後は、乳がん、子宮がんに関する保健指導資料を作成して、検診受診に関する啓蒙活動を継続しています。
2. 女性のためのヘルスアップセミナーの実施
女性社員がライフステージを通じて、女性特有の身体の特色や働きを知ることで健康管理を適切に行う事で、十分なパフォーマンス力も発揮していただきたいという目的にて、女性のためのヘルスアップセミナーを社内保健師にて開催しました。
主な内容は、女性ホルモンの働き、女性の月経周期、月経前症候群、子宮疾患、乳がん、乳がんの自己検診法、おりもの異常、健康で美しくなるためのポイントなどです。
本セミナーは、就業時間中に実施し、参加者にはリラックスしていただく時間となるように、セミナー会場にはアロマを焚き、ハーブティの提供も行いながら、参加しやすい環境づくりにも努めました。
3. 日帰りセミナー「ウエルネス・ツーリズムin指宿」の開催
わが社のホテルを利用し、希望者を募り、健康セミナーを定期的に開催しています。女性も参加しやすい環境づくりとして、運動指導の外部講師を女性とする工夫も行い、さらに、生活の質を高めるという視点から女性社員の興味が高いアロマ教室も社内保健師を講師として同時開催し、ルームスプレーを作成して、持ち帰れるようにしました。
男性参加者もありましたが、半数以上が女性参加者であり、グループダイナミックス効果や天地効果などにより、新たな運動習慣を獲得するためのきっかけづくりとしています。
高齢者雇用
65才以降の希望者全員の就業機会を確保しています。また、70歳以上の方7名が活躍しています。(2024/3/31時点)
外国籍人財の雇用
グローバル企業として、多様な国籍や文化の人財が活躍する職場づくりに取り組んでいます。9か国23人の外国出身の方が活躍しています。(2024/3/31時点)
社外からの評価
・くるみん認定(2009)
・プラチナくるみん認定(2024)
厚生労働省から子育てサポート企業として認定を受けました。
・えるぼし(3段階目)認定(2016)
女性の活躍推進に関する状況等が優良な企業として、女性活躍推進法に定められた厚生労働大臣の認定を南九州(鹿児島・熊本・宮崎)で初めて受けました。
・鹿児島県 女性活躍推進優良企業表彰(2017)
女性の活躍推進に関する状況等が優良な企業として、知事表彰を受けました。
https://www.pref.kagoshima.jp/
ab15/kurashi-kankyo/danjokyoudou/
joseikatuyaku/hyoushou2017.html
・平成30年度 厚生労働大臣優良賞「均等・両立推進企業部門」受賞
女性の能力を発揮させるための積極的な取組について表彰を受けました。
平成30年度 厚生労働大臣優良賞「均等・両立推進企業部門」受賞のお知らせ
・平成30年度 女性が輝く先進企業表彰「内閣総理大臣表彰」受賞
女性が活躍できる職場環境の整備を推進する企業として、役員・管理職への女性の登用に関する方針、取り組み及び実績と、それらの情報開示において顕著な功績があったとして表彰を受けました。
平成30年度 女性が輝く先進企業表彰「内閣総理大臣表彰」受賞のお知らせ
・ホワイト500選定(2016~2023)
地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実践している企業として経済産業省と日本健康会議が共同で認定する「健康経営優良法人(ホワイト500)」に選定されました。
・障害者雇用優良事業所として理事長努力賞を受賞
平成27年度障害者雇用優良事業所として理事長努力賞を受賞致しました。