私たちは、新たな分野を切り拓くチャレンジャーです。
新日本科学では、医薬品の研究開発を通したトランスレーショナルリサーチ(TR)事業に取り組み、基礎研究から臨床研究への橋渡しを行っています。また、「環境・生命・人材」を大切にする会社であり続けることを本質的な企業の存在意義としてとらえ、多岐にわたる事業拡大にも挑戦しています。
トランスレーショナルリサーチ(TR)事業
Satsuma社は、当社が経鼻偏頭痛薬(ジヒドロエルゴタミン)を米国で開発するために設立し、当社から経鼻投与基盤技術のジヒドロエルゴタミンへの応用に関わるライセンス導出を行いました。
その後、米国の大手投資会社(RA Capital Management, LLC及び TPG Biotechnology Partners V.L.P.)による評価を経て、2016年12月に総額1,200万ドルの開発資金調達に成功しました。
Satsuma 社は、ジヒドロエルゴタミン経鼻剤の臨床試験を通じてProof-of-Concept(概念実証)の取得を経て、製薬企業へのライセンスアウトまたは一部株式売却による共同保有等で、収益を生み出す予定です。
多岐に渡る事業の拡大
うなぎの安定供給事業
近年のシラスウナギの不漁によって、ウナギの養殖業 は、存続が危機的な状況に追い込まれており、加えて、ウナギの流通の不透明化などが社会的に問題視されています。
こうした様々な事情やこれまでの天然シラスウナギ乱獲によって、ニホンウナギの資源が激減し、国際自然保護連合(IUCN)はニホンウナギを「絶滅危惧種」に指定しました。このため、人工種苗による大量生産技術の確立が強く望まれて います。
そこで当社では2014 年にウナギ種苗生産研究部門を立ち上げ、国内のウナギ生産の維持・発展のため、地元の養鰻業の方々とも連携して、シラスウナギを安定的に供給できる事業体制づくりに取り組んでいます。
2017年には、独自で開発した内陸部での「閉鎖式循環システム」によるニホンウナギの人工種苗生産に世界で初めて成功しました。
関連リンク
ニホンウナギの人工種苗生産に成功 内陸部での閉鎖式循環システムを世界で初めて独自に開発(プレスリリース)
地熱バイナリ―発電によるマンゴー栽培
子会社である株式会社メディポリス・エナジー(指宿ベイヒルズ HOTEL & SPA の敷地内)で稼働中の地熱バイナリー発電において、発電所で発生する余剰熱を再利用したマンゴー栽培を行っております。
自然落下させて収穫する完熟マンゴーは甘味が強く、高品質。身体に良い栄養素も豊富に含んだ完熟マンゴー「地球の恵み~地熱のたまご~」は、指宿ベイヒルズHOTEL&SPAでお買い求めいただけます。